2005年01月31日
キャプテンチンパンジー
『ロミオとシラノとジュリエット』
作・演出:坪田直也
場所:中野ザ・ポケット
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詩人で剣の達人、シラノ・ド・ベルジュラック。
彼の悩みはその赤くて大きな長い鼻であった。
そんなシラノがこともあろうに国一番の美女、ジュリエットに恋をした。
恋敵は弱虫で馬鹿でまぬけで容姿だけがとりえのロミオ。
しかしロミオはシラノの唯一の親友。
どうする、シラノ・ド・ベルジュラック!
(チラシより)
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基本的には『ロミオとジュリエット』がベース、スパイスに『シラノ・ド・ベルジュラック』でした。
シェイクスピアの原作と違うところは・・・
ロミオの親友のマキューシオとベンヴォ−リオ
→【キャプテンチンパンジー版】ロミオの兄とモンタギュー家の騎士
ロミオが最初に恋焦がれていたロザライン
→【キャプテンチンパンジー版】隣国(ドーラ国)の使者で魔女でオカマ
ジュリエットのいとこのティボルト
→【キャプテンチンパンジー版】ジュリエットの兄でロザラインに魔法をかけられ、
ロザラインにメロメロ
ロミオの味方であるロレンス神父
→【キャプテンチンパンジー版】隣国(オリゴン国)の司教で悪僧
・・・という設定になっていました。
ロミオが単純で一途、ジュリエットが意外とじゃじゃ馬というところは今まで観た『ロミオとジュリエット』の中で一番良く表現されてて、あたしは好きでした。
作・演出の坪田さんは、劇団ハコビヤがシアターグリーンフェスティバルに参加させていただいたときに大変お世話になった方。
名刺をいただいて、もう1年以上経ってしまいました・・・
いやー、今まで観にいかなかったのがもったいなかった!
童話テイストが強くて、客層的にもお子様連れがちらほら見られましたが、
おもしろかったなぁ。
そして、劇団S.W.A.T!を観たときと同じくらい泣き痙攣寸前。
・・・頭がクラクラしましたね(泣きすぎて)。
個人的には↓
シラノ役のSUNDAVEさん・・・最後にお客様に一礼した瞬間の表情がたまらなく素敵でした。
ジュリエット役の岸本尚子さん・・・長身で身のこなしが軽やか、威厳とおしとやかさがしっかりでてました。
ロレンス役のチャーリー畠山さん・・・仏の顔をした悪僧。ひとつひとつの表現が見逃せませんでした。
ロザライン役の風堂隼人さん・・・かっこよかった!!
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