
『イエロー』
作・演出:毛利亘宏
場所:青山円形劇場
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国民的正義の味方・水戸黄門様の若かりし頃のお話。
青年水戸光圀は、世界中を漫遊していた!?
長い旅も終わりに近づいたモンゴルの地で、
トンでもない事件に巻き込まれる!!
「イエロー」とは一体?!
今日も光圀は平和を求めて世界の旅を続ける。
やりたくないことに、理由なんていらない
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殺陣がすごかった!
ヌルハチ役の富永研司さんがかっこよかった!
少年社中の森大さん、着実に成長していかれているなぁ〜
ホンタイジ役の高木稟さん、最初出てきたときは
「なんだろ、この役者さん・・・」
って思ったけど、話が進むにつれその脱力キャラにはまっていきました。
ドルゴン役の我善導さん、面白かったです。
劇中、森さん・高木さん・我さんの3人のシーンがちょこちょこあるのですが、
掛け合いがおかしかったですね。
ある意味『戦い』でした。
久しぶりに観させていただいた佐藤仁志さんの舞台。
動きっぷりがすごかった〜!
高速的に迫ってくる剣を、次から次へと大きなアクションでかわしていく。
思わず身を乗り出して観ていました。
途中ハプニングがあって、ひやひやしてみてました。
それは・・・
舞台が円形で八方に出はけ口があるんですね。
そして、たしか一箇所をのぞいて出はけ口につづく通路が舞台に向かって下り坂になっていました。
弥七役の窪田さんが坂を下って舞台に上がろうとした瞬間、
「すとんっ」
と、窪田さんの身長が縮んだっ!
よく見ると、通路と舞台の境目でパンチがめくりあがっている!
粘着力がなくなってしまったんでしょうか・・・
次のシーンでも役者さんが同じところで滑っていました。
本当に立ち回りが多くて、しかも駆け込んでくる芝居が多い話なので心配しました。
うまかったのは高木稟さん。
森さんと我さんとのシーンで、
「どうせ踏むなら、ここ踏んで。」
と、三人でパンチを踏んで直しながら芝居を続けていました。
うまかったし、あの空間の一体感は面白かったなぁ。
・・・面白かったというのは不謹慎かな?けが人でたら大変な舞台だったから。
なんか、『お祭り』のような盛りだくさんな感じでした。